離任式~月曜朝会「ファーストペンギン」
金曜日の離任式は心温まる式となりました。子供たちの思いが先生方に十分に伝わり、心が通い合いました。子供たちの心に種を蒔いてくださった先生方への恩返しは、毎日笑顔での皆さんが登校できること。そして、種から双葉が芽生え、大きな花を咲かせることです。
さて、今朝27日の全校朝会での話を以下に掲載いたします。
毎年4月25日は「世界ペンギンの日(World Penguin Day)」です。毎年この日近くになると、南極の基地にアデリーペンギンが姿を見せるので、基地の科学者たちが「ペンギンの日」として祝った事から始まりました。地球温暖化の影響を受け、急激に数を減らしているペンギンの保護や環境問題を考えていこうという日でもあります。 そのペンギンになぞらえて、今日は「ファーストペンギン」の話をします。「ファーストペンギン」って何でしょうね?南極の氷の上に集まったペンギンの群れを想像してみてください。彼らは海を見ながら、エサを求めて飛び込みたいけれど、海の中にはシャチやアザラシといった天敵がいるかもしれない。危険がそこに待っています。群れのペンギンは、誰かが飛び込むのを待って、みんなで様子をうかがっています。そんな中、一番最初に海へ飛び込むペンギンがいます。この勇敢な一羽のことを「ファーストペンギン」と呼びます。この一羽が飛び込むことで、群れ全体が後に続き、エサをとることができます。いわゆる群れの「リーダー」と呼べるかも知れません。
さて、みなさんは「リーダー」と聞いて、どんな人を想像しますか?○○長、班長、委員長、クラブ長やスポーツチームのキャプテン、あるいはみんなをまとめる人を思い浮かべるかもしれません。確かにそれはリーダーです。でも、私は「リーダーとは、特別な人を指すのではない」と思っています。本当のリーダーとは、「新しいことや、正しいことに向かって、最初に一歩踏み出す勇気、人」のことです。これが「ファーストペンギン」です。みんながこわがったり、面倒くさがったりすることを、率先して行う。
・何かの役を決めるときに、自分から立候補すること。
・一人でいて寂しそうな友達に「一緒に遊ぼう」と声をかけること。
・自分のことよりも相手のことを考えて行動できること。
・誰も気付かない落ちているゴミを、黙って拾うこと。
・授業で難しいことを「分かりません。もう一度教えてください。」と手を挙げること。
この姿こそが、リーダーそのものなのです。
お互いを支え合う学校生活で、みなさんに伝えたいことが二つあります。 ①失敗を恐れないでほしいということです。最初にすることは、失敗することもあります。でも、誰も挑戦しなければ何も始まりません。失敗しても、それが次への成長の種になります。
②「後に続くペンギン」も大切だということです。誰かが勇気を出して手を挙げたり、意見を言ったりしたとき、それを笑ったり、否定したりしてはいけません。「そういう考えもあるのか。いい意見だね」「すごいね」と受け止めて、応援してあげる。そうやってみんなが支え合うことで、双葉小学校は、誰でも安心して挑戦できる、最高の場所になります。
みなさんは、千寿双葉小のあちらこちらで、毎日たくさんの「ファーストペンギン」になれる可能性をもっています。今日から、小さな勇気をもってください。自分から挨拶をする、自分から手伝う。その小さな一歩が、誰かを勇気付け、学校全体を明るい方向に変えていきます。みなさんの中に眠っているのであれば、そのリーダーの種を、ぜひ、学校生活の中で花開かせてください。